印刷が透ける？！シースルーステッカー印刷のススメ

従来の大型シールのお悩み解決！？今回は外からは印刷が見え、中からは外が見える特殊仕様の「シースルーステッカー」をご紹介！

こんにちは、大判プリントの達人です。

店舗のウィンドウやガラスドア等に大きなシールやステッカーを張り付けた時、
こんなお悩みはありませんか？

• 裏面が建物内から見えてしまい、のっぺりした印象になってしまう
• 大きなサイズで作成すると、外からの光が遮られて屋内が暗い
• 外からはステッカーの印刷が見えるけど、屋内からは外が全く見えない……

今回はこれらをまるっと解決！
まるで印刷が透ける？！魔法のようなステッカー「シースルーステッカー」をご紹介！
※「シースルーステッカー」は、以前「リアガラスステッカー」という商品名で販売していた商品のリニューアル商品です

シースルーステッカー（旧リアガラスステッカー）の特徴

シースルーステッカーの最大の特徴は、
何と言っても外からシールを貼った時、「外からは印刷だけが見え、中からは外が見える」という点です！

以下の写真をご覧ください！

建物内から見た写真では外の風景が見え、印刷されたシールが貼られていることが全く分かりません！
また、普通のシールを張り付けた場合よりも屋内が暗くならないこともうれしいポイントです。

事務所や店舗の窓や扉に貼るだけで宣伝効果抜群！屋外使用も可能となっているので安心して利用いただけます。

印刷が透ける理由

印刷が透ける理由は、「屋内外の明るさによる目の錯覚を利用したメディア」を使用しているからです！

メディアをよく見ると裏が黒色になっており、小さな穴が無数に開けられていることが分かると思います。

屋内から見た場合はこの穴から外の風景が見えるのですが、
人間の目はより明るい色を認識しようとするため、外の風景がしっかり見えるという仕組みになっています。
反対に外からは屋内の方が印刷より暗いため、人間の目には認識されずに印刷がしっかり見えるのです。

この特性を利用して、シースルーステッカーは車両のリアガラスなどにも使用されています。
通行人にも大きなサイズのシールでアピールしながら、運転手も後ろの視界を確保することができます。

雨天時・夜は注意！！

雨天時や夜間など、外が暗い場合には屋内の明かりをつけると外から屋内が見えてしまいます。
こちらは先ほどの話と反対で、人間の目が屋内の明るい光を優先して認識するためです。

また、雨や水が直接シールにかかって穴に入ってしまうと、シースルーの効果が薄れてしまいます。
水がついてしまった場合は乾いたタオルで優しく水分をふき取っていただくと、視界がよくなります！
水分が蒸発して完全に乾くと元の視界に戻りますのでご安心ください。

シースルーステッカーのことはおおよそわかっていただけたでしょうか？

それではいよいよ、デザイン別の仕上がりを一緒に見ていきましょう！

複数デザインで検証してみた！仕上がりは？

今回は6種類のデータを用意しました。さて、結果はいかに‥‥‥？

テキスト・色別検証デザイン

黄色の文字は見えにくくなってしまいました。
もともと黄色自体が薄い色のため、たくさんの穴が開いている素材ではさらに色が全体的に抜けて薄くなってしまうようです。

文字のサイズは20ポイントでぎりぎり見えるかどうかといった仕上がりになりました。
また線は1ポイント、5ポイントともに、メディアの穴が影響して形が不安定になっています。
漢字やひらがな、明朝体はさらに線が細くなるため、しっかりした色と形のデザインを制作した方がよさそうです。

ウェルカム風デザイン2種

全体的に問題がないように見えますが‥‥
大判プリントの達人ロゴの右下の小さな文字の部分や、
キャラクターの顔デザイン等の細い部分は見えづらくなってしまいました。

シースルーステッカーに小さな穴が無数に開けられているため小さな文字や細かいデザインが穴で埋まってしまってうまく表現ができないようです。

こちらのデザインは細かい文字をなくし、デザインも見えやすくしました！
すっきりして読みやすくなりましたね。
デザイン性と読みやすさのバランスが大切なことが分かりました。

ロゴに沿ったデザイン

「大判プリントの達人」Webサイトを運営する、弊社株式会社BeBlockのロゴデザインでデータを作成してみました。
黒と赤色のはっきりしたデザインなため、ぼやけることなくしっかり視認することができました。

細長いデザインではありますが、剥がれ落ちてくることはなくきれいに貼り付けられました。
食い込んでいる部分や幅が細い部分は、無理に扱うと敗れてしまうため、貼り付け時には特に注意が必要です！

人物に沿った形のデザイン

メディアにたくさんの穴があっても、人物のような繊細な表現はできるのでしょうか？

意外にもちゃんと印刷が見えました！
近くで見ると、モザイクアートのような表現になっていますが、全く見えないほどではありません
ただ、今回使用した女の子の瞳の色ははもともと青色だったのですが、色が薄い部分は少し色が抜けたような印象となっていました‥‥‥

ポスター印刷や一般的な写真プリントのような細かい部分までキレイ！くっきり！とはならないようです。

写真サイズ別検証デザイン

A6～A4サイズで出してみたところ、先ほどと同様に全体的に薄い仕上がりになりました。
サイズが小さくなればなるほど、よりモザイクがかかったような仕上がりになります。
A6サイズはメディアの穴の大きさにデザインが負けてしまい、顔もよく見えなくなってしまいました。

写真を印刷する場合も、できるだけ大きいデータを用意することが大切なことが分かりました。
また、色は繊細な色を避け、予めはっきりとした色に調整してからデータを用意した方がよさそうです。

まとめ

今回検証したデザインをまとめて見ていきましょう！

データと比べると、全体的に薄く透けた印象になることが分かりました。
シースルーステッカーのデータは、以下の点に注意してデザインを制作しましょう！

あまり使ったことがない素材だからこそ、色味や見え方に不安…
そんな時には、「お試し印刷」をご検討ください！
本生産前にA3以内サイズで出力した色校正サンプルで「色味」「質感」「使用感」を確認することができます！

データ制作について

シースルーステッカーはポスターのような定型（四角形）も、オリジナルカットができる変形も製作が可能です。
「ロゴや人物に沿った形で作りたい！」という場合には
変形カットをご注文いただければご要望通りのカットをすることができます！

定型（四角形）で作りたいとき

定型（四角形）でデータを制作する場合は、IllustratorもしくはPDF形式でのご入稿に対応しております。
ご希望の仕上がりサイズに、印刷やカット時のずれを考慮した四方3mmの塗り足しを付けたサイズでデータを作成してください。

変形（フリーカット）で作りたいとき

変形で制作する場合は、必ずIllustratorのパスで作成された「カットライン」が必要です。
大判プリントの達人では、webサイト上やブログでカットラインの作り方を解説しております。
こちらもご参考いただけると嬉しいです。

「イラストレーターを持っていない…」
「カットラインの作り方が分からない…」なんて方もご安心ください！
弊社では「ワンコインおまかせ入稿サービス」という、カットラインの制作代行サービスをご用意しています！
お客様は画像を入稿するだけでＯＫ！後は弊社にて全て加工させて頂きます！

ロゴに沿ったデザインも

人物やキャラクターに沿ったデザインも、すべて弊社にお任せください！

まとめ

今回はシースルーステッカーの特徴やおすすめのデザインについてご紹介させて頂きました。

複数のサンプルを作成してみたところ、
シースルーステッカーの特徴でもある小さな穴が影響し、画面上で見る色味よりデータよりも全体的に色が薄く見える印象になることが分かりました。

データは以下の点に注意してデザインを制作しましょう！

一度実物を見てみたい！という方へ、「シールサンプルセット」もご用意しています！
大判プリントの達人で製作できる6種類のシールサンプルが入ったお得なセットとなっております。
しかも！次回のご注文で利用できる1,000円のクーポン券も同梱しておりますので、かなりお得ですよ！

大判プリントの達人では他にも様々なシール・ステッカー印刷が可能です。
ぜひ一度大判プリントの達人webサイトもご覧ください！