イラレで画像を埋め込みする方法、「リンク」と「埋め込み」の違い

画像の埋め込み配置 入稿データガイド

大判プリントの達人、店長の中村です。

いつも「大判プリントの達人」をご利用いただき、ありがとうございます。

 

突然ですが、データ入稿先の印刷会社から、このような連絡が来たことが有りますか?

 

 「リンク切れでしたので、再入稿お願いいたします。」

 「画像を埋め込んで頂き、再入稿お願いいたします。」

 

データをご入稿頂いたお客様と、弊社データチェックの担当との間を取り持つ中で、

私自身も、このような連絡をさせて頂くことが多いように感じます。

 

ですが、実際には「よく分からない」「どうすれば良いの?」というお声を頂く事が多いのが現状です・・・

そうですよね…私も最初は「ナンノコトデスカ?」状態でした。

 

そんなお客様に必見!今回のブログではillustrator(イラストレータ)での

 

  1. 画像のリンク配置・埋め込み配置の違い
  2. 画像のリンク切れとは?
  3. 画像リンク切れの解消方法


こちらの3点を、ご紹介いたします。

 

「リンク配置」と「埋め込み配置」の違い

 

さっそくですが、まず最初に、

画像の「リンク配置」と「埋め込み配置」に違いがあることはご存知でしょうか?

 

 「リンク切れでした。埋め込みして頂き、再入稿お願致します。」

 

この文章だけ見ると、「あれ?画像の「リンク配置」と「埋め込み配置」って一緒では?」

と思ってしまいますよね・・?

実は、、それぞれ別の手段なのです。

 

illustratorで画像を「埋め込み配置」する方法と「リンク配置」する方法

 

①データ作成後、Illustratorのメニューの「ファイル」から「配置」を選ぶ。

メニューの配置

②デザインに配置する画像を選択する。

③左下にある「リンク」というチェックボックスを確認する。

リンクのチェックボックス

 

ここにチェックを「入れる」と、illustratorに画像が「リンク配置」され、

逆にチェックを「外す」と、illustratorに画像が「埋め込み」されます。

みなさん、ここでひとつの疑問が生まれましたね・・・そうです。

\ ナ 二 ガ チ ガ ウ ノ ? /

 

画像のリンク配置ってなに?

配置したい画像を、別のアプリケーションで作成し、「illustrator」上には画像の情報を持たせずに配置する方法です。

 

画像のリンク配置

リンク配置のメリット

リンク配置された画像の情報は「リンク先」にあるので

①作業がスムーズ!

画像の情報は外部にある状態なので、illustratorファイルのサイズ自体が軽くなります。

②リンク画像の変更もラクラク!

元画像を更新すれば、イラレにその変更を反映させるかの選択が可能!

例えば、

イラレに配置した元画像を「Photoshop」などで編集して、画像を変更した時に、リンクを更新するだけで即座に反映されます。

 

リンク配置のデメリット

リンク先の画像のファイル名や、データの置いている場所を変更すると、

①エラーの原因になる

「リンク先の画像が見つかりません」とエラーが出る。

そうです!これが、いわゆる「リンク切れ」「リンクエラー」です。

 

リンク切れが発生した場合、入稿先の画面に、下のような警告が出てきます。

リンクファイルが見つかりません

※入稿先のイラレデータは、下記ののように、あるべき画像が表示されません。

画像が消えてしまっております・・・。

 

画像が消えてしまう

リンク切れの解消方法が気になる所ですが・・・順番にいきますね!

 

では、画像の埋め込み配置ってなに?

「Illustrator」自身に画像の情報を直接持たせて、他のアプリケーションに依存させず、画像を表示させる配置方法です。

配置した画像は、illustrator内に複製されている状態です。

 

画像の埋め込み配置

 

埋め込み配置のメリット

画像の情報がIllustrator内にあるので、その分ファイルサイズは大きくなりますが、

①画像のファイル管理がラク!

他のファイルに依存しない為ファイルの管理が楽になります。

 

\つまり、リンクエラーが起きない!/

 

埋め込み配置のデメリット

リンク先のデータとは別の複製をillustrator内に埋め込んでいる状態なので

①リンク画像の変更はひと手間掛かる・・・

リンク先データをPhotoshopなどで編集・加工し直した場合、加工した画像を一から配置し直さなければなりません。

※複製したillustrator上の画像は編集できません。

 

②作業スピードがダウン↓

illustrator内に埋め込むことにより、データ自体のサイズが重くなり、

作業スピードが遅くなってしまう可能性があります。

 

まとめると・・・

リンク配置 埋め込み
ファイルサイズ 軽くなる(小さい) 重くなる(大きい)
入稿データ リンク画像も必要 aiデータのみでOK
画像の差し替え 簡単 埋め込みし直し

 

「ちゃんと処理したはずなのに、なんでエラーが出るのかな・・?」

そのような場合は、下記の可能性を考えてみると良いかもしれません。

 

なんで「リンク切れ」が起きるの?

illustrator上のリンク情報が残った状態で、下記の作業をしてしまったケースが多いです。

 

・入稿時、必要な画像を同梱し忘れた。

・画像のファイル名やフォルダ名を変更して、リンク切れになった。

・不要な画像ファイルをフォルダ内から移動させた(または削除した)。

・入稿時にデータ名が文字化けしてしまい、入稿崎ではリンクエラーになる。

 

などなど、入稿用にデータを整理した際、うっかり・・というパターンが多いようです。

では、どのように「リンク切れ」を解決したら良いのでしょうか?

 

リンク切れ解消方法

上記の一例から、解決策は・・・

 

・入稿時、必要な画像を同梱し忘れた場合

⇒ リンク切れの画像ファイルをillustratorの入ったフォルダに入れる。

 

・画像のファイル名やフォルダ名を変更して、全てリンク切れになった

⇒ リンクさせる画像のデータ名を、リンク配置した時と同じ名前で保存する。

 

・不要な画像ファイルをフォルダ内から移動させた(または削除した)

⇒ illustrator内にはリンクされている状態なので、illustrator上の情報も 

削除する必要が有る。

 

・入稿時にデータ名が文字化けしてしまい、入稿先ではリンクエラーになる。

⇒ データ名を半角英数字のみの名前に変更する。

 文字化消する文字は使わない。

 

例:文字化けする文字

日本語・全角英数字・半角カタカナ・記号・スペース・絵文字

 

基本的には、最初に下記の2パターンどちらかの作業をすることで、リンク切れの解消ができます。

画像を埋め込む!

・リンク切れの画像が複数あり、データ自体が軽いときはこちらがお勧め!

①「ウインドウ」メニュー ⇒「リンク」でリンクパレットを開く。

リンクパレットを開く

埋め込みたい画像を選択すると、リンクパレットの中の該当ファイルの部分に色が付く。

 ※複数の画像を選択することも可能!

③この状態で、リンクパレットの右上の表示ボタンをクリック。

④パレットメニューの中に「画像を埋め込み」があるので選択する。

画像を埋め込み

⑤埋め込みの処理が終わるとリンクパレットでは

 画像ファイルの部分に『四角の中に「■▲」』のマークが表示されます。

リンクパレット

使用する全ての画像にこのマークが表示されれば、埋め込みは完了です。

 

リンク切れの画像ファイルを、illustratorの入ったフォルダに入れる

リンク切れの画像が少なく、データ自体が重いときはこちらがお勧め!

リンク画像は、入稿用のフォルダ(aiデータがあるフォルダ)にまとめて入稿する。

入稿用フォルダー

圧縮したデータをご入稿ください。

 

【注意点】

⚡リンク画像名が、illustratorに配置した名前と一致しているかどうか確認!

ファイル名を変更したときに注意が必要です。

⚡illustratorからWindowsに入稿すると、文字化けが起きることが有ります。

文字化けが起きないリンク名をご使用ください。

文字化けが起きないリンク名:アルファベットや数字、「①」や記号はNGです。

 

⚡いらない画像は、illustrator上の情報自体を削除してください。

パレット上の削除のみだと、リンクされた状態になり、開いた際にエラーの警告が出ます。

 

リンク配置 ⇒ ⚡点確認 ⇒ ★最後にデザインデータを全て埋め込む

この流れでデータを作成して頂けると、綺麗なデータを入稿でき、

気持ちよく、一発でチェック完了になるかもしれません(´艸`*)

 

今回は、データ不備の中でも上位を争う「リンク切れ」について

ご紹介させて頂きました。参考になれば幸いです。

 

今後も、お客様がデータ入稿をスムーズにできるよう

このような記事を書いていこうと思います。

 

知りたいこと、ご要望があれば是非お問合せください。

ご不明点等も、お聞かせ下さいませ。最後までお読み頂き、有難うございました。

 

次回:文字のアウトラインの作り方(予定)