トップボードという言葉を聞いたことがありますか?
スーパーやドラッグストアなどの小売店でよく見かけるポップ(POP)の1種で、
陳列棚の上に設置され、おすすめの商品やセール品、限定品などを宣伝するために使用されます。
今回は、トップボードの素材や用途、製作方法についてご紹介します。
トップボードとは
トップボードとは、スーパーやドラッグストアなどの小売店で使用されるポップ(POP)の一種です。
板状のものが一般的で、陳列棚のエンド部分(棚の両端の部分ですね。)の上側に設置されることが多い販促ツールです。
陳列棚の上(トップ)に設置される板状のポップ(ボード)なので「トップボード」と呼ばれています。
棚の上に設置するため、おすすめの商品やセール品、限定品などのPOPとしてトップボードを設置することで、遠くからアピールすることができます。
トップボードの素材は?何でできている?
スチレンボード(高密度の発泡スチロール材に紙が貼り付けられているもの)製のパネルで作成されたトップボードが一般的ですが、ダンボールや厚紙で作られたトップボードもあります。
スチレンボードは、軽くて丈夫で扱いやすい事が特徴です。
スチレンボードの中には表面がシール状の処理が施されたものもあるため、印刷されたPOPを貼り付ける事で表現の幅が広がります。
トップボードのサイズ、大きさはどれくらい?
トップボードは、小売店の陳列棚のエンド部分の幅に合わせて作られます。
一般的な商品陳列棚のサイズは横幅90~120㎝で、トップボードの幅は棚の幅に合わせて製作することがほとんどです。また、高さは30cmサイズが一般的です。
トップボードは設置場所の関係で比較的横に長い形状が多く、高さは150mm(15cm)~300mm(30cm)、大きいものは450mm(45cm)程度になることも。
長さは什器のサイズに合わせた600mm(60cm)、900mm(90cm)、1200mm(120cm)と様々です。
また、建築などの分野では「尺(1尺303mm。約30cm)」を目安とする傾向があり、陳列棚等のサイズを示す際に使用されることもあります。
そのため、トップボードも3や30の倍数を基準にサイズが決められるケースが多いです。
厚さも素材によって様々ですが、スチレンボード製パネルのトップボードは、パネルの規格に沿った、3mm、5mm、7mmのいずれかが一般的です。
トップボードを設置するのは陳列棚のエンドだけではない!
トップボードは小売店の陳列棚のエンド部分に設置するために作成される事が多いのですが、中には、両面にPOPを貼り付ける場合もあります。
両面のトップボードは陳列棚の中央上部に設置して、通路双方から訴求できる販促ツールとして使用されます。
陳列棚のエンド部分に設置するケースでも、販促ツールとしてではなく、「日用品」「お酒」「お菓子」など、売り場案内のサイン用として設置されるケースや、
棚だけではなく吊り下げ式のPOPとして使用し、通路の両側のより高い位置からアピールして使用される場合もあります。
片面印刷の場合は裏面は印刷されていないため棚以外に、売り場の壁面に使われることもあります。
トップボードはどこで製作できる?自分でも作れる?
トップボードは、訴求面積の大きさから豊かな表現を求められる傾向が強いため、印刷業者にて製作される場合が殆どです。
また、複数店舗を展開している場合には、売り場のデザインにも統一感を持たるために、同じデザインのトップボードを印刷業者に発注するケースが多いです。
スチレンボード製のパネル素材は100円均一ショップなどでも販売されているため、印刷業者を介さず自分1人で作る事もできます。
しかし、手作業での作成は印刷やパネルのつなぎ目が出てしまう等、印刷業者で製作したものとは品質が変わってきます。
数量が多い場合や、時間をかけずに品質の良いパネルを製作したい場合は、訴求力を高めるために業者に依頼することも検討しましょう。
トップボードの印刷方法・注意点
トップボードは、一般的には、水性インクで印刷されます。
数量によって版を使用しない「インクジェット印刷」と版を使用した「オフセット印刷」を使い分けて印刷することが多いです。
表面の傷や汚れから印刷を守るため、印刷面にフィルムを圧着するラミネート加工が施される場合もあります。
加工が選べる場合は、ラミネートはグロスとマットで加工後の質感が変わるため、好みに合わせて選択するようにしましょう。
トップボードの注意すべき点は、屋内仕様であることです。
パネルがスチレン製のため、屋外のような気温や湿度等の環境の変化が激しい場所で使用すると短期間でパネルがそってしまう場合があります。
トップボードは屋内のできるだけ環境変化が小さい場所でご使用いただくと劣化が抑えられます。
まとめ
今回は店舗の販促、商品訴求に欠かせないトップボードについて紹介しました。
意識してみるとドラッグストアやコンビニエンスストアなど、売り場には必ずと言っていいほどトップボードが並んでいますね。
今回のブログがお役に立てれば幸いです。
大判プリントの達人では、トップボードの片面・両面印刷を1枚から製作できます。
商品詳細もぜひ一度ご覧ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また次回のブログでお会いしましょう!