ポスター用紙の選び方は?おすすめの素材・使用シーンをご紹介!

ポスター

今回はポスターの出力や用紙を選ぶ際に役立つ情報を紹介します!

こんにちは、大判プリントの達人です。

2022年頃より、リアルイベントや展示会開催や飲食店への客足も戻ってきましたね。

集客・販促物の定番アイテムであるポスター印刷
用紙にも種類があるのはご存じでしょうか?

このブログでは、「ポスターを印刷しよう!」と思った時、何に注目すればよいかを解説いたします。

このブログので分かる事
・ポスターの印刷方法
・ポスター用紙の種類と選び方

ポスターとは

ポスターとは屋内や屋外の壁や柱に掲示するための宣伝媒体です。
商業広告の中でも、コストも安く視覚的なアピール力も大きいため、場所を問わず様々なシーンで使われています。

壁に貼り付けるだけではなく、吊り下げたり固定することで展示会や売り場、通路など
様々な場所でも比較的に容易に設置・差し替えができるのがポスターの魅力の1つです。

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また、宣伝以外にも芸術作品やアーティスト、
アニメキャラクター等の物販商品にもポスターは比較的導入しやすいため、
販促のみならずインテリアとしても活躍します。

ポスターの印刷方法について

大判プリントの達人では、仕様用途に合わせた3種類のインクジェット印刷機を使用しています。

インクジェット印刷とは

微細な粒状のインクを印刷したいメディアに直接吹き付ける印刷方法を「インクジェット印刷」といいます。
インクジェット印刷は版が必要ないためコストを抑えられるほか、色の再現性も高いことが特徴です。
小~中ロットの印刷物に向いている印刷方法ですね。

ポスター印刷によく使用される3種の印刷方法をご紹介します。
それぞれの特徴と違いを見ていきましょう!!

水性インクジェット印刷

水性インクを使用した印刷方法で、3種の中で最も色鮮やかな表現が可能で、
3種の印刷方法の中で一番コストパフォーマンスが高いことが特徴です。
水性のため水にぬれると滲み・色落ちが生じてしまうため、屋内使用のポスターに適しています

溶剤インクジェット印刷

インクの溶剤成分でメディア表面を溶かしながら色を定着させる印刷方法です。
発色性は水性に劣りますが、変色、劣化等を起こしにくく耐水性もあるため屋外用のポスター出力に使用します

UVインクジェット印刷

UV(紫外線)でインクを瞬時に硬化させる印刷方法です。
紙だけではなくフィルム等様々な素材のメディア(用紙)に印刷する事が出来るほか、アクリルや金属などにも印刷可能。
また、日光による耐性があるため屋外でも活躍します。
他の印刷方法に比べコストが高い傾向がある点に注意が必要です。

ポスター用紙(メディア)の種類

ポスターの用紙は一般的にメディアと呼ばれています。(用紙=メディアとして表記・呼称されることが多いです)
布やフィルムなどもメディアと呼ばれており、実際にポスターとして販売されているものの中には紙以外の素材で製作されているものも多いです。

「じゃあ沢山種類があるメディア(用紙)の中で、どれを選んだらいいんだろう?」そんな疑問を解決すべく

それぞれの特徴をまとめましたので是非参考にして下さい!

お急ぎの方は比較・まとめへ!

光沢紙

印刷 水性インクジェット印刷
質感 光沢感あり
特徴 光沢感が強く、高画質で高精細のカラー画質を実現。
高級感のある仕上がりのため画像や写真を綺麗に魅せたい、商品や人物のPRにおススメです。
化粧品関係のポスターは光沢紙が使われていることが多いです!
厚手マット紙

印刷 水性インクジェット印刷
質感 マット
特徴 光の反射が少なく照明の明るい場所に向いている。価格も一番安い。
文字が多く、モノクロのデザインやレトロなイラスト向き。
半光沢紙

印刷 水性インクジェット印刷
質感 若干の光沢感あり
特徴 光沢紙と厚手マットの中間の光沢感。
画像も綺麗に映え、文字が多いデザインでも読みやすい。
どのデザインにも相性が良く、設置場所も選びません。
用紙選択に迷った場合はまずこちら!大判プリントでは一番おススメの用紙です。
合成紙

印刷 水性インクジェット印刷
質感 マット
特徴 マット調な質感で屋内用の中で最も耐久性がある。
合成樹脂でできているため破れにくく汚れに強い用紙です。
長期感の掲示物や飲食店などの汚れやすいシーンで利用出来ます。
ターポリン

印刷 UVインクジェット印刷
質感 マット
特徴 マット調の質感。テントや店頭の幕などによく使われている布に近い素材です。
耐久性、強度が高く汚れにもつよい防水生地のため長期の仕様に向いています。
PET

印刷 UVインクジェット印刷
質感 マット
特徴 マット調の質感。
PET素材で耐水性が高く水濡れに強いです。
ターポリンのように生地の網目感が無いため、発色の良い屋内用ポスターに近い表現が出来ます。

メディアの比較・まとめ

光沢紙 厚手マット紙
半光沢紙 合成紙
ターポリン PET
特徴 おすすめデザイン・シーン
光沢紙 ・光沢感が最も強く高級感がある
・最も鮮やかな出力
・反射で文字が読みにくい場合あり
・商品や人物の写真
・直接光が当たらない場所
厚手マット紙 ・最も低コスト
・落ち着いた深みのある色合い
・鉛筆やボールペンで書き込み可能
・イラストやレトロなデザイン
・モノクロ写真
半光沢紙 ・光沢紙と厚手マットの中間の光沢感
・光沢紙より文字が見やすく、厚手マットより写真が鮮やか
・屋内のどんなシーンでも◎
・迷ったらこれ!
合成紙 ・マット調で発色◎
・耐候性◎
・耐久性が高く破れにくい
・ラミネート加工で短期間の屋外使用も
・長期間の掲示物
・屋内イベント、即売会にもおすすめ
ターポリン ・マット調
・耐水性・耐候性◎
・屋外での販促PR広告等
・移動販売、屋外イベントに
PET ・耐水性・耐候性◎
・高精細・高発色◎
・ターポリンより高級感のある仕上がり
・屋内外の店舗や、掲示物
選挙ポスターにも

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ポスター用紙の種類と選び方

印刷方法と用紙の種類が分かったところで、「いざポスターを作ろう!!」と思ったときに
役立つ選び方のポイントをご紹介します。

ポイント1:使用する場所

メディアを選ぶ最初のポイントは「屋内」か「屋外か」です!

適した用紙を以下にまとめました。

場所 屋内 屋外
適した印刷方法 水性インクジェット印刷 溶剤orUVインクジェット印刷
適した用紙 ・光沢紙
・厚手マット紙
・半光沢紙
・合成紙
・ターポリン
・PET

注意点

日光や風による劣化が進みやすいため、長く使うポスターであれば耐久性が高い屋外用をお勧めします。

また、雨にあたる場所で使用する場合、水性インクはにじみや色落ちが生じるため、必ず溶剤・UVインクジェット印刷で出力されたポスターを選びましょう。

ポイント2:価格

季節やキャンペーンによって定期的に差し変わることも多いポスター印刷は
価格も重要なポイントですよね。
用紙はおおむね耐久性があればあるほどコストが高くなる傾向があります。

コストが低い順に並べるとこのような感じです。

コストが低い
↑厚手マット紙
光沢紙・半光沢紙・ターポリン
合成紙
PET↓
コストが高い
注意点
厚みによっても金額は変動するため、あくまでも目安としてご参考ください。
また、素材自体に特殊な加工を施している場合にも金額が上がることがありますので、
具体的な金額は依頼する印刷所に問い合わせいただくことをお勧めします。

おまけ:シールのように貼り付けられるポスター

ポスターを張り付ける際、テープや画鋲で固定することが多いですが、
中にはシールとして道具なしで貼り付けができるものがあるのをご存じでしょうか?
最後に、直接貼り付けできるポスター2種をご紹介します!

塩化ビニール

印刷 UVインクジェット印刷
質感 マット
特徴 糊付きのため用紙全体で張り付けて設置します。
シールのあとが残らずに剥がすことができ、
材質を選ばず平らな部分にしっかり定着します。
※何度も繰り返し貼ってはがせる仕様ではありません。
吸着ターポリン

印刷 UVインクジェット印刷
質感 マット
特徴 ターポリンポスターと同じくテント生地を使った屋外用の再剥離ポスタータイプ。
糊がない自己吸着仕様のため看板やディスプレイ、曲面にも貼りつけが可能です。
シールや糊が不要で何度でも張り直しができるため手軽に長期間使用いただけます。

まとめ

今回はポスターの印刷方法や用紙の選び方について紹介しました。

最後に大判プリントの達人の「ご要望別おすすめメディア(用紙)」をご紹介します!

とにかく安価に作成したい!→厚手マット紙

お値打ちに質の良いポスターを作りたい!→半光沢紙

屋外でがっつり使用したい!→PET

ポスター選びの参考になればうれしいです。

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無料サンプル・色校正オプションをご用意しています

細かい特徴や説明をしましたがそれでもどれを選べば良いか不安…
大判プリントの達人では、実際に使用しているメディア(用紙)の無料サンプルをご用意しておりますので、
ぜひ一度質感や色味を確認くださいませ。
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また、実際に印刷するデザインで出力した色見本を事前に確認いただける「お試し印刷オプション」もご用意しております。
ご注文時にはこちらのオプションもご検討ください。
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