いつも「大判プリントの達人」をご利用いただきありがとうございます。
東京営業部サポートの竹中です。
大判プリントの達人の印刷サービスを利用したい。
でもillustrator(イラストレーター)もPhotoshop(フォトショップ)も持ってない…
印刷用の入稿データ制作はちょっとハードルが高い…
と感じたことはありませんか?
心配無用です(^^)/
大判プリントの達人の商品の中には、PDF入稿可能な商品がいくつもございます!
どうやってPDF形式のデータを作るの??
パソコンをお持ちの方であれば、
Microsoft Officeのソフト(オフィスソフト)が導入されていることがほとんどかと思います。
ご利用されているOffice系のソフトを使えば印刷用のデータを作成できます!
ただ、残念なことに大判プリントの達人では、
オフィスソフトデータそのままでは印刷データとして承ることができないんです(-_-;)
しかし!オフィス系データはPDF形式に変換することが可能です!
PDF形式に変換することで、印刷可能なデータとしてお受けいたします。
ここでは、一般的に使われているマイクロソフト社の Microsoft Office
Word(ワード)/Excel(エクセル)/Power Point(パワーポイント)を
PDF形式に変換する方法をお伝えいたします。
【目次】 ・オフィス系データをPDF形式に変換する方法 ・用紙サイズ変更の注意点 ・Wordの場合の用紙サイズ変更 ・PowerPointの場合の用紙サイズの変更 ・原寸サイズでデータが作れない場合の対処法 ・フォントが埋め込まれているかの確認方法 ・印刷すると色味が変わる?色味について
オフィス系データを印刷用PDFデータに変換する方法
WordもExcelもPowerPointも、保存方法は一緒です。
※Word2016の例を使用しています。
①左上のメニューから「ファイル」を選択し、「エクスポート」→「PDF/XPSドキュメントの作成」→「PDF/XPSの作成」の順に選択。
②ファイルの種類を「PDF」形式に選択。オプションをクリックし、設定。
③「PDFのオプション」項目で「ISO 19005-1に準拠(PDF/A)(1)」をチェック
④保存先を選択・ファイル名称を指定して、「発行」をクリック。
注意点
■作成したPDFデータを必ず確認してください。レイアウト崩れなどが起きる場合があります
■PDFデータを開き「フォント」が埋め込まれているかの確認をしてください。
いかがでしたか?
これだけの作業でPDF形式に変換できちゃいます。
意外と簡単ですよね♪
続いて、オフィス系ソフトでデータ作成する際のポイントもお伝え致します。
用紙サイズ変更の注意点
印刷データは、設定サイズがすべて印刷の対象となります。
例えば、はがきサイズのデータを作るときに、A4サイズにページ設定されたデータ上にはがきサイズのデータを配置すると、
はがき周りの余白をふくめた仕上がりとなってしまうのです。
仕上がりサイズ+塗り足(四方3mm)に設定することで、トンボ(トリムマーク)で断裁し、余白無しの綺麗な仕上がりとなります。
サイズ設定の変更仕方(Word)
試しに、A4サイズ(210×297mm)+塗り足のサイズに設定してみましょう。
①「レイアウト」→「サイズ」→「その他の用紙サイズ」をクリック
②用紙のタブでサイズを入力。余白のタブで塗り足を入力。
コレだけで、ページ設定完了です!
注意点
■WordではB3サイズを超える大きなサイズに用紙設定ができません。
対処法はコチラ(目次3にスキップ)
サイズ設定の変更方法(PowerPoint)
①「デザイン」→「ページ設定」をクリック
②スライドのサイズ指定で「ユーザー設定」を選択。サイズを入力
※cm単位なので注意
注意点
■デザインが完了した状態で、ページ設定を変更するとレイアウトが変化し、崩れてしまうことがありますのでご注意ください。最初に設定しておくのが◎
■PowerPointは142.22×142.22㎝を超えるサイズの設定ができません。
原寸サイズでデータ作成できないときは?
オフィスソフトでは、制作サイズに制限があります。
大判商品を作製したい場合、原寸でデータ制作できないことがあります。
大判プリントの達人では、データの比率があっていればデータを拡大して製作致します。
例えば、A1ポスターを作製したい場合、A3サイズでデータ作成する、等。
注意点
■ご発注の際、ご希望仕上がりサイズを必ず「メモ欄」にご記入ください。
■拡大により画像が劣化する場合がございます。
フォントの埋め込みって?
せっかく作った入稿データもフォントが埋め込まれていないと、
PDFにしたときに正しく表示されず、
書体が変わってしまったり文字化けの原因になったりします。
そんなことを防ぐためにPDF化したら必ずPDFデータを開いてフォントが埋め込まれているか確認しましょう。
①PDFデータをAdobe Rerder(またはAcrobat)で開き、「ファイル」メニューから「プロパティ」を選択
②「フォント」タブを選択してフォントを表示。
フォントの横に「埋め込みサブセット」(または「埋め込み」)と表示されていれば問題ナシ。
印刷すると色味が変わる?
「光の三原則」という言葉を聞いたことはありますか?
光の三原色、R(赤)G(緑)B(青)の、RGBカラーと呼ばれます。
3色をまぜ合わせることより、彩度を上げて色を表現します。3色が混ざると最終的には白になります。
RGBカラーはパソコンの画面やテレビ等に使われています。
それに対して、CMYKカラーというのは色の三原色C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)です。
こちらは混ぜ合わせることで、彩度を下げて色を表現します。
全部まぜあわせると濃い茶色のようなグレーのような色になってしまうため
K(ブラック)インクを加えて、CMYKカラーと呼ばれます。
当サイトの印刷方法は「CMYKカラー」となります。そのためRGBカラーをCMYKカラーに変換して出力します。
一般的にRGB カラーをCMYK カラーに変換すると全体的に色味が暗く沈んだ感じになってしまいます。
PC上で作成したデータと仕上がりが異なる、という現象が起きるのです。
ただし、Microsoft Office社のWord、Excel、PowerPointは、
RGBカラーモードでしかデータを作成することができません。
必ずデータ上の色味と仕上がりは変わってしまうということなのです。
CMYKに変換したとき、パソコンの画面上のデータ通りの再現ができず、
特に発色の強い鮮やかな色はくすんだような色になります。
データと仕上がりをなるべく近い色味で作成したい場合は
彩度の低い色味を選択して作成されることをオススメします。
色味が気になる場合、初回無料の「お試し印刷」もできますのでご利用ください!
以上が、オフィス系ソフトでデータ作成する場合のポイントです!
少しでもお役に立てれば幸いです(^^)
あいにく、オフィス系ソフトのテンプレートはご用意がないので
こちらの記事を参考にして入稿データ制作に是非チャレンジしてみてください。
入稿方法はコチラ