ゴミフォントとは?孤立点の削除方法

孤立点 入稿データガイド

いつも「大判プリントの達人」をご利用いただきありがとうございます。

クリエイティブ部のデザイナーの宮下です。

illustratorで入稿データが完成!見たところ問題ないし、これで入稿もバッチリ!

……と思っていたのに、印刷会社から「ゴミフォントがある」って?!

見た目にはなんの問題もないのに……「ゴミ」ってなに?どうすればいいんだろう?

大丈夫!ゴミフォントを消すのは簡単です!

ゴミフォント(孤立点)とは?

illustrator(イラストレーター)におけるゴミフォントとは、文字ツールで文字を書こうとしたけど書かずにやめてしまった場合に、文字が何も入力されていない空の文字情報として残ってしまった「空のテキストボックス」のことを指します。

文字を入力するとき以外に、間違えて打ってしまったり、パスの削除の際に消し忘れてしまったアンカーポイントも見えない点として残ってしまいます。

これらの余分なポイントのことを「孤立点」と呼びます。

ゴミフォント(孤立点)があるとどうなる?印刷時の問題点

ゴミフォント(孤立点)が残ったまま印刷をすると、データ不備として印刷時のトラブルやエラーの原因となり、印刷物の出力に影響がでる可能性があります。

意図しないデザインで間違って印刷されてしまうことも考えられます。

部屋と同じで、印刷データもゴミがなく綺麗にしましょう。

ゴミ取りは簡単「ゴミフォント」の探し方(イラストレーターの場合)

とはいえ、隠れている小さなゴミフォントや孤立点を一つ一つ探して消すのはとても手間がかかってしまいます。

でも大丈夫!illustrator(イラストレーター)には、孤立点やゴミフォントをかんたんに探しだす方法があります!

まずはデータを開いてみましょう。

一見特に問題のないデータですが、実はどこかにゴミフォントが隠れています。一体どこでしょう?!

まず、レイヤーのロックを全て解除します。

メニューの[選択]→「すべてを選択」

[オブジェクト]→「すべてをロック解除」

これで文字通りレイヤーのロックが全て解除されます。

しかし、今この状態では孤立点以外も選択されている状態になっています。

一度選択を解除しましょう。

[選択]→[選択を解除]

さて、ここから大事なものはそのまま、孤立点のみを選択しましょう。

Illustratorのメニューから[選択]→「オブジェクト」→「孤立点」を選ぶと…

ゴミフォントや孤立点のみが、全て選択されました!

なんと6つもありました。びっくり!

選択された孤立点はそのまま除去すればOKです。

アウトライン化をすることでゴミフォントのみ消すこともできますが、

こちらの方法はパスの削除の際に発生してしまった孤立点も見つけることができるのでおすすめです!

ゴミフォントの探し方(フォトショップの場合)

Photoshop(フォトショップ)の場合でも、文字を書こうとしたけれどやめてしまった場合などに、何も文字が入力されていなくても文字情報が残ります。

以上が、ゴミフォント(孤立点)についての説明と、消す方法でした!

今まで気にしていなかった人も、最後に一度確認してみると、意外に残っているかもしれませんよ!

今回紹介した方法で、ぜひ綺麗なデータを入稿してみましょう!

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