こんにちは!大判プリントの達人です。
2025年にリリースした新商品 「布ポスター」。
布製なので、「持ち運びに便利」「シワになりにくい」「洗える」など、従来の紙ポスターでは考えられなかった魅力がたくさん!
今回は、そんな布ポスターの魅力を深掘りしながら、紙のポスターとは違う便利さ・扱いやすさ・気になる疑問を検証してみました!
▼このブログではこんなことが分かります▼
- 紙のポスターと布ポスターの違い
- 素材の選び方とそれぞれの特徴
- おすすめの使用シーン
- 折り目の付き具合は?実際に検証してみました
布ポスターって何?


布ポスターは、その名の通り布を使用した印刷ポスターです。
大判プリントの達人では、スエード・ダブルスエード・トロマットの3種類の素材からお選びいただけます。
紙のポスターと比べて、布ポスターには次のような特徴があります:
- 折りたたんでもシワになりにくい
- 軽量で丈夫
- 繰り返し使用できる
布ポスターは制作サイズによっては、ハンカチくらいコンパクトに折り畳むことができるので、紙素材と比べて持ち運びの手軽さは段違いです!


↑写真はA3サイズのスエード素材使用
▼商品ページはこちら▼
おすすめ素材の選び方
布ポスターの魅力を最大限に引き出すには、用途や見せたい印象に合わせて素材を選ぶことが大切です!それぞれの素材の特徴をご紹介します。
スエード

- 光沢があり発色が鮮やか
- グッズ感を演出したい時に最適
- キャラクターイラストの表現におすすめ
ダブルスエード

- スエードより厚みがありもっちりとした質感
- 裏写りしにくく高級感重視
- 長期間使用する場面にもおすすめ
トロマット

- しっかりした質感と軽さのバランス
- 布特有の糸の織目をしっかり感じられる
- 実用性重視の方におすすめ
すべて布素材のため、丸めたり折りたたんで持ち運びやすい特徴があります。展示会やイベント装飾、バナーとしての用途に最適です。
はじめて布ポスターを作る方には、価格と扱いやすさのバランスが良い「スエード」か「トロマット」が特におすすめです!
布ポスターはどんな場面での使用がおすすめ?
布ポスターは、様々なシーンで活躍します。特におすすめの使用場面をいくつかご紹介します。
- 同人イベントや即売会のブース装飾
折り畳んでバッグに入れられるので、搬入が楽チン!限られたスペースでも効果的にアピールできます。 - アニメ・アイドル・ゲームグッズとしての壁掛け装飾
紙と違って高級感のある質感が魅力。お気に入りのキャラクターやアーティストの魅力を存分に引き立てます - 店舗のディスプレイや常設の展示装飾
長期間掲示しても波打ちや反りが起きにくいため、綺麗な状態をキープできます - 撮影用の背景布として
軽く、畳んでもクセが付きにくいため、背景布やバナー用途にも最適です。様々な場所への持ち運びも苦になりません。
【検証1】どのくらい折り目がつきにくい?
それでは、ここからは気になる「折り目のつきにくさ」を検証!まずは「折り目」についてです。
検証方法
同じデザイン、サイズ(A4)の「紙ポスター」と「布ポスター」で比較していきます。
- 8つ折りに折りたたみ、開いて折りしわを確認
- 布素材のみ、くしゃくしゃに袋に詰め込んで3時間放置し、開いて確認
検証前の各ポスター




それでは早速結果を見ていきましょう!
検証結果1:8つに折りたたみ、開いて折りしわを確認

まずは、それぞれのメディアをギュギュっと後をつけるように折り目をつけてみました。




一番折り目が目立った素材は「紙」で、一番目立たなかった素材は「ダブルスエード」でした。
布素材には折り目が特に目立つ部分に赤丸を入れています。
紙ポスターは明らかに折り目が残ってしまう結果に。
布素材の3種はよく見ると中央の十字に残った折り跡や端の折り跡が見られましたが、紙と比較すると明らかに違いがわかる結果となりました。
布素材は素材自体が柔らかいため折り目が紙よりも目立ちにくいようです。また、紙素材は布よりも硬い質感で素材によっては光をしっかり反射するため、折ったことにより紙が変形して折り目が目立っていました。
検証結果2:くしゃくしゃにして袋へ詰め込んでみた
次は、折り目が目立ちにくい布素材のみ、写真のようにくしゃくしゃに袋に詰め込んで3時間放置してみました。
イベント撤収時などで、急いでいて時間がなく鞄に詰め込んだシーンを想定しています。

今回は3時間ほど時間を置いてみましたが…結果は?



結果はこちら。さすがにここまでしたら折り目がつきましたね!
どれも「鞄の底に眠っていたのかな」とわかるようなくしゃくしゃ具合です。
折り目は トロマット>スエード>ダブルスエード の順で目立つ結果となりました。
ダブルスエードは一番厚みがあるため折り目が一番目立ちませんでした。
【検証2】アイロンはかけられる?
気を付けていてもどうしてもしわや折り目はついてしまうことがあると思います。
気になる場合は吊るしてかけておくだけでもある程度とることができますが、
「すぐに取りたい」「一部のしわが残ってしまった」そんな時にはアイロンで伸ばすことも可能です。
そこで次はアイロンをかける際の注意点をご紹介するととともに、今回しわしわになってしまったものもしわが伸びるのか、実際に検証してみました!
アイロンのかけ方
アイロンをかける際は必ず当て布をして、乾いた状態の布に裏から低温でアイロン掛けをしてください。
高温にすると生地の痛みや色落ちなどの原因となります。
また、強く押し付けすぎたり長時間同じ場所にアイロンを当てないように注意しましょう!
検証結果:アイロンでしわが伸びた!
それでは、くしゃくしゃにしてしわがついたものにアイロンをかけてみました!
結果はこちら!






今回のしわの程度であれば低温でも簡単にピンと張った見栄えに整えることができました。
また、以前に投稿した「トロマットの折シワは取れるのか?」というブログ記事では、
W2800×H2100mmサイズのとっても大きなトロマットの頑固な折り目をアイロンで伸ばしたビフォーアフターをご紹介しています。お時間があればぜひお読みください。
布ポスターは洗える?
使っているうちに汚れてしまった!そんな時、布ポスターは洗うことができます。
そもそも印刷面は摩擦によって色落ちや劣化はどうしても起きてしまいますので、手洗いで汚れた部分を優しく押し洗いするのがおすすめです。
また、色落ち・色移りにつながりますので、他の衣類と一緒に洗ったりお湯を使用することは避けてください。
ドライクリーニングもNGです。
干す際は吊るして陰干し、しっかり水分を取ってから平干しを推奨します。乾燥機は使用しないように注意してください!
まとめ
今回は布製ポスターについてご紹介・検証しました!
布製は紙製と比べて使い勝手がよく折り目やしわに対する耐久性も高いことが分かりました。
中でもダブルスエード素材が一番しわになりにくいこともわかりました。
ただし、布であっても長時間放置するとしわが残ってしまったため
「布は紙よりもしわや折り目に強いが、完全に防げるわけではない」という特性が確認できました。
布ポスターは折りたたんで保管し、繰り返し使うことができるため、紙では叶わなかった「柔らかさ・軽さ・使い勝手」を実現した、まさに進化系ポスターといえるかもしれません。
もちろん紙にも紙の良さがありますので、それぞれの素材・目的に合わせて選ぶのがポイントです。
それぞれのおすすめシーン
・紙製ポスターは、予算が限られている・急ぎで必要な場合や、1度きりの使用の場合に
・布製ポスターは、持ち運び・繰り返し使用する場合や、特別感を出したい時に
用途に合わせて両方を使い分けていただければと思います。
今回のブログが、ご購入を検討されている方のヒントになれば嬉しいです。