テーブルクロスサイズ完全ガイド|長机のサイズ計算と選び方

豆知識・お悩み解決

展示会やイベントのブース装飾で欠かせないのが「テーブルクロス」。

企業や商品の雰囲気を伝える大切なアイテムですが、実際には「どのサイズを選べばいいのか分からない…」という声をよくいただきます。

そこで本記事では、長机に合わせたテーブルクロスの選び方を解説します!

また、数値を入力するだけで簡単に確認できる「長机用サイズ計算ツール」もご用意しました。
「とにかくサイズをすぐに知りたい!」という方は、ぜひこちらからチェックしてみてください。
サイズ計算ツールへ

テーブルクロスの種類

テーブルクロスには大きく分けて 2つの構造 があります。

フラットタイプ(1枚もの)

※テーブルクロス止め使用

1枚の平らな布で仕立てられており、テーブルの大きさに合わせて柔軟に調整できます。
コンパクトに折り畳めるので、持ち運びや保管がしやすいのが大きなメリットです。

ボックスタイプ(立体縫製)

テーブルの形状に合わせて前・左右・背面が立体的に縫製されているのが特徴です。
机の上からかぶせるだけでぴったりとフィットするため、サイズ選びが分かりやすく設営も簡単です。

ただし特定のサイズの机専用となるため、サイズが異なると使えない、折り畳むとかさばりやすいというデメリットもあります。

本記事では、弊社Webサイトでもご注文いただける 「フラットタイプ」 を中心に、長机に合わせた選び方やサイズ計算のポイントをご紹介していきたいと思います。

長机用テーブルクロスのかけ方の種類

フラットタイプのテーブルクロスは、掛け方によって見え方や使い勝手が変わります。
主なスタイルは 3種類 あり、それぞれの特徴と適したシーンを表にまとめました。

通常(三面隠し)前掛け前掛けハーフ
前、左右、背面一部まで覆う前、背面一部まで覆う前掛けタイプを半分にしたサイズ
コスト高めコスト低めコスト低め
展示会ブース、商談テーブルに資料配布台、案内デスクなど資料配布台、即売会など

面積に応じてコストが高くなるため、見栄え重視・展示会などで机の下に荷物を置きたい場合は通常(三面隠し)タイプがおすすめです。
一方、コストを抑えたい・かさばらないものがいい場合は前掛けタイプがおすすめです。

なお、通常(三面隠し)は左右を後ろに回して設置するため、後ろで止めるクリップ等が必要です

テーブルクロス留めのススメ

テーブルクロスは布のため、風や人、モノの動きによりズレてしまう場合があります。
ずれないようにクリップ、養生テープ等で固定することをおすすめしています。

また、大判プリントの達人では専用のテーブルクロス留めをご用意しております。
「困ったらつけておけば安心」の便利アイテムですので、必要な場合はオプションを追加してご注文ください。

単品でのご注文も可能です
≫商品ページはこちら

▼通常(三面隠し)タイプのテーブルクロスの折り込み方

サイズ計算|長机のテーブルクロス寸法を出す方法

まずは机のサイズを測り、ご紹介する方法を使って計算してみてください!


「とにかくサイズをすぐに知りたい!」という方は、「長机用サイズ計算ツール」をチェックしてみてください。
サイズ計算ツールへ

机のサイズを測る

展示会でよく使われる長机は、以下のサイズが一般的です。

  • 幅:1,800mm
  • 奥行き:450~600mm
  • 高さ:700mm前後

テーブルクロスのサイズは、この長机を基準に考えることが多いのですが、現場によってサイズが異なる場合も…

そのため、実際に使用する机を一度測定することをおすすめします。
「幅・奥行き・高さ」の3つを測っておくと、掛け方(通常/前掛け/前掛けハーフ)に合わせた計算がスムーズにできます。

テーブルクロスのサイズを計算する

次に、以下の長机の場合のサイズを実際に計算してみたいと思います!

今回は以下のテーブルで計算してみます。

  • 幅:1,800mm
  • 奥行き:450mm
  • 高さ:700mm前後
通常(三面隠し)のサイズ計算

通常(三面隠し)はデータと机を並べると、このような図になります。

データイメージ

計算式

  • 幅(W) =① 机の横幅 + (②机の奥行き × 2)+ (⑤後ろに巻き込む長さ × 2)
  • 高さ(H) = ③机の高さ(前に垂らす長さ) + ②机の奥行き + ④後ろに垂らす長さ

計算例:
机:幅1,800mm × 奥行450mm × 高さ700mm、後ろに垂らす長さ:100mmとした場合

→ 幅:1,800 + (450×2) + (100×2) = 2900mm
→ 高さ:700 + 450 + 100 = 1,400mm

よって、テーブルクロスのサイズは W2900×1250mmとなります。

大判プリントの達人の定型サイズでは、通常(三面隠し)タイプはW3200×H1550mmサイズをご用意しています。
少し大きめにすることで、様々なサイズの机に対応できるよう余裕があるサイズとなっています。

前掛けのサイズ計算
データイメージ

計算式

  • 幅(W) = ①机の横幅
  • 高さ(H) = ③机の高さ(前に垂らす長さ) + ②机の奥行き + ④後ろに垂らす長さ

計算例:机:幅1,800mm × 奥行450mm × 高さ700mm
後ろに垂らす長さ:100mmとした場合

→ 幅:1,800mm
→ 高さ:700 + 450 + 100 = 1250mm

テーブルクロスのサイズはW1800×1250mmとなります。

大判プリントの達人の定型サイズでは、前掛けサイズはW1800×H1200です。
簡易的なイベントでの使用をメインとしているため、若干サイズが小さくなっております。
余裕を持たせたサイズはもちろん対応可能です。「変型」としてのご対応となります。

前掛けハーフのサイズ計算

計算式

  • 幅(W) =① 机の横幅 ÷ 2
  • 高さ(H) = ③机の高さ(前に垂らす長さ) +② 机の奥行き + ④後ろに垂らす長さ

机:幅1,800mm × 奥行450mm × 高さ700mm
後ろに垂らす長さ:100mmとした場合

→ 幅:1,800 ÷ 2 = 900mm
→ 高さ:700 + 450 + 100 = 1,250mm

テーブルクロスのサイズはW900×1250mmとなります。

大判プリントの達人の定型サイズでは、前掛けハーフサイズはW900×H1200です。
ハーフサイズも前掛けサイズ同様簡易的なイベントでの使用をメインとしているため、若干サイズが小さくなっております。
こちらも、余裕を持たせたサイズの場合は変型にて対応が可能です。

最後に、こちらの計算を自動で行えるツールをご用意いたしました。
サクッとサイズを出してほしい!というときにぜひご利用くださいませ。

テーブルクロスのサイズ計算ツール
タイプを選択して、サイズを入力してください
・サイズは10mm単位で入力してください。
・4、5の項目は不要であれば「0」と入力してください。
・製作できる最大サイズは短辺1500mm、長辺4800mmです。(防水仕様は短辺1450mmまで)
幅 (W):   mm × 高さ (H):   mm

長机のような長方形のテーブルの場合はご紹介した計算方法でサイズを出すことが可能ですので、
机のサイズが分かったら、ぜひサイズも計算してみてください!

💡注意点

サイズが分かったら、製作できるサイズかどうかも必ず確認しましょう!
弊社で製作可能なサイズは以下の通りです。

W600×H600mm ~ 最大W4800×H1550mm(防水素材の場合はH1450mmまで)

せっかくデータを作成したのに「印刷できない……?!」となると、とてもショックなもの。
そのため、印刷会社へ依頼する際はあらかじめサイズを確認しておくことをおすすめします。

円形テーブルの場合

これまで長方形のテーブルについてご紹介してきましたが、円形場合はどうなるのでしょうか?

円形テーブルの場合は、正方形のクロスがおすすめです。

こちらは直径約120㎝のテーブルにW155㎝×H155㎝のテーブルクロスをかけています。
一番短いところで17.5㎝垂れている状態ですね。

テーブルの形に添って布が垂れてフィットしてくれています。
円形テーブルでは自然なドレープを作ることで品のある印象になります。

なお、円形テーブルに対する正方形のテーブルクロスの求め方は以下の通りです

テーブルクロスの計算方法 = ①テーブル直径 + ②一番短い箇所の垂れ長さ × 2

四隅に余った生地が多めに垂れるため、垂れの長さは長すぎない方がおすすめです。

テーブルクロスのサイズを計算したら、対角線の長さを求めることで一番長い箇所の垂れの長さを計算することもできます

④対角線の長さの計算方法:③1辺の長さ×√2(約1.41)

一番長い箇所の垂れの長さの計算方法:(④対角線の長さ-①テーブルの直径)÷2

正方形は横幅のサイズが合えば様々なテーブルと相性が良いため、
弊社で参加する企業説明会ではこちらのテーブルクロスが様々な会場で活躍しております!

半円のテーブル(約150㎝)

長机(約180㎝)の場合
※こちらは横幅が少し足りておりません…が、問題なく使用できました。

大判プリントの達人で注文できるテーブルクロス

最後に、弊社で対応可能なテーブルクロスを簡単にご紹介させていただきます。
サイズが計算できたら、一度商品ページをご覧いただけると幸いです。

テーブルクロス印刷(トロマット)

トロマット素材を使用したテーブルクロスで、最大W4800×H1550mmに対応
展示会・イベントでは定番の素材で、防炎加工・撥水加工を追加することが可能です。

貼り合わせ防水スムース

スムース素材とウレタンを貼り合わせた特殊な防水素材です。
表面はさらさらとした質感なのに、裏面のウレタンが液体をしっかりブロックします。
ビニール素材特有の重さやにおいはなく、柔らかい触り心地が特徴です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 長机(W1800×D600×H700)で通常(三面隠し)タイプの場合のテーブルクロスサイズは?

A.前に垂らす長さ:700mm、後ろに垂らす長さ:200mm、巻き込み長さ:100mmの場合、
おおよそ下記を目安にしていただければと思います。
※前後ろに垂らす長さや巻き込みの長さによって若干前後します

通常(三面隠し)タイプ

  • :1,800 + (600×2) + (100×2) = 3200mm
  • 高さ:700 + 600 + 200 = 1500mm

前掛けタイプ

  • 1800mm
  • 高さ:700 + 600 + 200 = 1500mm

前掛けハーフタイプ

  • :1,800 ÷2 = 900mm
  • 高さ:700 + 600 + 200 = 1500mm
Q2. 通常・前掛け・前掛けハーフ、展示会ではどれが人気ですか?

A. 通常(三面隠し)が最も人気です。
左右からも印刷デザインが見えて、しかも荷物や在庫をしっかりと隠すことができるため、展示会ブースの見栄えと使いやすさが向上します。

Q3. 変型サイズ(縦横自由なサイズ)での注文は可能ですか?

A. はい、変型サイズでの製作も可能です。お客様のテーブルに合わせたオリジナルサイズで製作いたします。

商品ページにて、「変形」を選択の上ご希望のサイズをお選びいただきご注文ください。
データはテンプレートのサイズを調整してご制作をお願いいたします。

Q4. 製作可能な最大サイズはどれくらいですか?

A. 素材によって異なります:

  • トロマット:最大4,800×1,550mm
  • 防水タイプ:最大4,800×1,450mm
Q5. ボックス型のテーブルクロスは作れますか?

A. ボックス型での製作も承っております。
ご希望のサイズ・仕様・数量とともにお問い合わせにて詳細をご相談ください。

Q6. 角の丸いテーブルの場合、どうすればいいですか?

A. 各辺を合わせて、角を直角として測定してください。
角が丸いと、角に差し掛かるクロスが少し下がってしまうため、前に垂らす長さを少し短くしたり、テーブルクロス止めを併用いただくことをお勧めします。

Q7. テーブルクロス止めは必要ですか?

A. 必須ではありませんが使用いただくことをおすすめしております。
風や人の動きによるズレを防止することができるため、ストレスなく使用いただけます。
クリップなどでも代用いただけます。

Q8. 屋外イベントで使用する場合の注意点は?

A. テーブルクロスに使用しているトロマット、張り合わせ防水スムース屋内使用を推奨しておりますが、屋外で使用される場合は以下の点に注意してください

  • 雨天時には使用しない。
    万が一雨に濡れてしまった場合は必ず陰干しをして完全に乾かしてから折りたたんで保管する
  • 強風時の使用は避ける。
    風対策のためにクロスをテーブルクロス留めやクリップ、テープなどで固定しておく。
Q8. テーブルクロスは洗濯できる?

A. 洗う際は、中性洗剤を使用し水または人肌程度のぬるま湯で優しく手洗いしてください。
※温度の高いお湯で洗わないでください
※漂白剤、乾燥機の使用NG
※手洗い後は直射日光を避けて陰干ししてください
※使用環境、使用状況やお手入れ回数によって徐々に生地の痛みや色落ちなどは発生いたします、ご了承ください

なお、撥水加工は洗濯することで撥水性が落ちてしまうため洗濯は避けてください。

まとめ

今回は展示会やイベントで使用する長机用テーブルクロスのサイズについてをご紹介しました。

テーブルクロスを注文する際は、

  • 用途に合わせたタイプを選ぶ
  • 机のサイズを測ってからサイズを計算する
  • 注文できるサイズか確認、素材を選択

ここまで来てようやくデータ制作・ご注文とご入稿となるんですね。
サイズや比率が変わるとデザインにも影響が出てしまうので、まずはしっかりとサイズを確定させましょう!

この記事がサイズ選びの参考になればうれしいです。

タイトルとURLをコピーしました