展示会やイベントの必須アイテムの1つ、パネル印刷。1つあるだけでも壁に張ったり、手に持ったり、入口のアイキャッチに使ったりと万能アイテムですよね。
大判プリントの達人ではこの度「ホログラムポスター」に続き、「ホログラムパネル印刷」もリリースいたしました!通常のパネルと違った、キラキラとした輝きが注目を集めます。
今回は新商品「ホログラムパネル」を様々なデザインで印刷してみました。仕上がりの違いをご紹介したいと思います!
ホログラムパネル印刷とは


ホログラムパネルとは、ホログラム用紙の上から印刷を行ったパネル印刷です。
見る角度や照明によってキラキラ輝き、周りの視線をくぎ付けにできちゃうアイテムです。
イベントではもちろん、ショップのプロモーションツールとしても活躍できます。
ホログラム用紙やポスターについては以下のブログをご覧ください
ホログラムポスターには、白押さえが必要!

ホログラムの用紙には、CMYKの4色デザインの下に「白押さえ」と呼ばれる白いインクを印刷します。
白押さえを印刷すると、ホログラムのキラキラ感を抑えることができます。



左:デザインより-0.1mm小さい 右:デザインと同じ
インクの特性上、白押さえはデータ上の大きさより広がる傾向があります。 白押さえを作成する場合、デザインより-0.1mm小さく作成するとはみだしが目立ちにくいです。
白押さえの作り方は、過去のブログでもご紹介していますのでよろしければご参考ください。
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実際に様々なデザインで印刷してみました!
では、今回印刷したデザインをご紹介します!
検証するデザイン
今回印刷デザインは全部で8種!
![]() | パターン1 デザイン:オオバン番長カード風 サイズ:A3 白押さえ:一部あり |
![]() | パターン2 デザイン:大判ネコカード風 サイズ:A3 白押さえ:一部あり |
![]() | パターン3 デザイン:ドーナツその1 サイズ:A3 白押さえ:一部あり |
![]() | パターン4 デザイン:ドーナツその2 サイズ:A3 白押さえ:一部あり |
![]() | パターン5 デザイン:オオバン番長正方形 サイズ:297×297mm 白押さえ:一部あり |
![]() | パターン6 デザイン:大判ネコ正方形 サイズ:297×297mm 白押さえ:一部あり |
![]() | パターン7 デザイン:写真ほかその1 サイズ:B2 白押さえ:無し |
![]() | パターン8 デザイン:写真ほかその2 サイズ:B2 白押さえ:あり |
たくさんありますが…順番に見ていきましょう!
お急ぎの方はコチラよりまとめをご覧ください。
パターン1:オオバン番長カード風

データはこちらです。さて、どのような仕上がりになるのでしょうか?


キャラクターの背景は白押さえを作成していないため、背景の色が見えつつホログラムのキラキラが表現できました。

近くで見るとこのような感じ。
思った以上にデータ上の色より薄く仕上がりました。
キャラクターやフレームの背景は白押さえを印刷することではっきりと印刷が見えています。
パターン2:大判ネコカード風

続きまして、大判プリントの達人軟式キャラクター、「大判ネコ」のデザインです。
先ほどと大きく変わりませんが、背景の色が先ほどと違い赤色基調になっています。


先ほどと同じくキャラクターの周りの背景が透けたきらきらとした仕上がりになりました。

よく見ると、色が濃い部分は虹色のキラキラが見られず、色が載っていない部分のみ、虹色の輝きが表現できました。
少しでも色が乗っていると虹色に輝かなくなってしまうので、注意が必要ですね。
また、若干ですが角度によってはホログラムが透けて見えました。
特に白色などの薄い色は透けが目立ちます。
パターン3:ドーナツその1
次もキャラクターデザインです。
イベント風のポップなデザインですが、どのような仕上がりになるのでしょうか。



文字と背景の一部のキラキラした仕上がりになりました。
文字の中はデザイン1よりも色がベタで表現されているため、白押さえを印刷していないですが色をしっかり認識することができました。

カラーが乗っている部分は用紙特有の虹色の輝きは抑えられています。
上部の細かい丸型の抜き部分もキラキラが表現できていました!
パターン4:ドーナツその2
続いて、パターン3と同じデザインの白押さえデータ違いです。



背景が全体的にきらきらとした仕上がりになりました。
白押さえのデータの違いは、仕上がりにも大きく影響が出ることが分かります。

背景は全体に色があるので、虹色の輝きは見られませんでした。
白押さえがない文字の影部分は透け感があることで、実際に浮いているような表現になりました。
パターン5:オオバン番長正方形
次に、正方形のパネルデザインを見ていきましょう。まずは公式キャラの番長から!



文字とキャラクターのみ白押さえを作成しています。
背景の黄色と赤い色が濃いため、ギラギラとした輝きは薄くなりましたがデザインと相まって存在感は抜群ですね。

アップはこのような感じ。
白押さえがある部分とない部分の違いははっきり分かります。
パターン6:大判ネコ正方形
続いて軟式キャラの大判ネコのデザインを見ていきましょう!
背景は印刷がないですが、果たして……



印刷部分以外の背景は白押さえを印刷していないため、ホログラムのクリスタル模様がしっかり見えます。

近くで見るとこのような感じ。
印刷がない部分はギラっとした印象で、光の当たり具合によっては目がチカチカしました。
パターン7:写真ほかその1
続いて人物や風景等のデザインで印刷してみました。
まずは白押さえを全く作らないものですが、どうなるのでしょうか……?



白押さえがないため、全体的にホログラムがかかった仕上がりになりました。


遠くから見ると全体が問題ないように見えますが、近くで見るとホログラムの影響で見えにくくなっている個所もありました。


ホログラムは角度によって見え方が異ります。
角度や照明の位置によって、特に薄い色はデザインが見えにくくなりました。
パターン8:写真ほかその2
最後に、先ほどと同じデザインの白押さえがあるデータです。



白押さえを印刷しているので、先ほどの白押さえ無し仕上がりと比較しても、
デザインがはっきり見えました。


全面に白押さえをつけると通常のパネル印刷と大きく変わりないかもしれません……
ホログラムの質感を活かした白押さえを作ることが仕上がりの肝になりそうです。


近くで見ると白押さえがある部分だけしっかりと印刷されていることが分かります。
薄い色も白押さえを印刷があるので消えずにちゃんと見えました。
細すぎる線は見えにくくなってしまうため、濃い色であっても最低1pt以上は必要そうです。
B2サイズとA3サイズを比較してみた
最後に、今回制作したB2サイズとA3サイズを並べてみました。

左がA3サイズ、右がB2サイズです。
A3サイズはA4ファイル2つ分の大きさです。並べてみるとB2サイズは結構大きいですね。

ホログラムパネルとポスターはB1サイズまで印刷が可能です。
B1サイズはB2サイズを横に2枚並べた大きさですので、まさに大判サイズ!
小さなサイズでも十分存在感がありますが、大判サイズでドドーンとアピールするのも良いですね!
まとめ
最後に、すべてのパネルを並べてみましょう。
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ホログラム用紙の制作では以下の点を押さえておきましょう!
- 白押さえを作らない部分はホログラムのキラキラが見える
- 白押さえの形によってさまざまな表現ができる
- 角度や照明によってデザインが見えにくくなる場合がある
以上、ホログラムパネルの印刷仕上がりについてご紹介しました。
ホログラムはその独特な輝きと、白押さえの工夫によって仕上がりに個性を出すことができる用紙です。
データと実際の仕上がりに差が生じやすいメディアですので、今回のブログが参考になればうれしいです。
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追加料金なしで、画像1枚の入稿でOKです。

今回ご紹介したホログラムメディアを使用した商品


ホログラムパネルのご注文や詳細については、商品ページをご覧いただければ幸いです。
それでは、次回のブログでお会いしましょう!