カーペット用フロアサインの耐久性-1ヶ月間検証してみた-

試作・検証

大判プリントの達人の「カーペット用フロアサイン」は、絨毯やフローリング、タイルなどに簡単に貼れるシールです。このシールは再剥離素材を使っているので、剥がしても糊が残らないのが嬉しいポイントです。

「糊が残らない=粘着力が弱いのでは?」という心配をお持ちの方もいるかもしれません。そこで今回は、毎日多くの人が歩き回り、さらにさまざまな資材が移動するシールにとっては過酷といえる製造現場でフロアサインを1ヶ月間使用し、その耐久性を検証してみることにしました。

果たして、過酷な環境でも1ヶ月間無事に耐え抜けるのでしょうか?

カーペット用フロアサインとは

カーペット用フロアサインは、絨毯やフローリングなど、床に貼るフロアシールです。

「大判プリントの達人」で製作できる「カーペット用フロアサイン」は、再剥離素材を使用しているため、剥がした際に糊残りがないのが大きな特徴です。

この商品は表面にはクロス調の細かい凹凸があります。また、カーペットに貼ってもずれないほどの粘着力がありつつも再剥離仕様なので原状復帰が可能となります。

フロアサインは目印や案内表示として非常に便利で、特に店舗やイベント会場、オフィスなどで多目的に活用されています。

詳しくは、商品ページをご覧ください。

カーペット用フロアサイン商品ページ

フロアサインの耐久検証開始

今回の検証では、人が頻繁に通る絨毯の通路と、重い商品を扱う製造現場のフローリングの2か所に30㎝×30㎝ほどのサイズのフロアサインを貼り、1ヶ月間の経過を観察しました。

特に、剥がれやすそうな星形と、角がない丸形の2種類の形を使って、形状による耐久性の違いも検証しました。

フローリング素材

こちらは実際の弊社製造現場です。

人が通るのはもちろん、大きなものや重たいものを運ぶことも多いため、シールにとってはとても過酷な環境になるでしょう。

絨毯素材

こちらは弊社製造現場の別フロアです。通路からドアを開けてすぐのところに貼り付けました。

人が多く行き来する場所ですが、ふかふかの繊維素材でもはがれずに耐えられるでしょうか。

1週目

フローリングの現場

シール自体が剥がれそうな気配はありませんでした。特に星形の角の部分がはがれないか心配でしたが、今のところ貼り付いています。左下が怪しい雰囲気を出していますが、果たして1か月乗り越えられるのでしょうか。

絨毯の現場

絨毯のフロアサインは、人が歩いて踏むだけの環境のためインクの剥がれやシール自体の剥がれは全く見られませんでした。フローリング側と比較すると、ほぼ無傷といってもよいのではないでしょうか。

2週目

フローリングの現場

全体的な薄汚れは付着していますが、粘着力には問題がないようです。

絨毯の現場

絨毯に張り付けたシールは2週目も大きな変化はありませんでした。しいて言えば、肉眼で見ると人が踏んで通るためシール表面に少し毛並みが浮き出てきたような印象がありますが、それ以外には問題ありません。

3週目

フローリングの現場

さらに汚れと傷が増えましたが、剥がれかけた部分はありませんでした。現場では普段通りに荷物を押したり、人が歩いたりしていますが、シールはしっかりと耐えています。特に星形の先端部分は細いので傷が目立ちやすいですが、まだまだ問題はありません。

絨毯の現場

絨毯に貼っているシールは3週目も引き続き、若干の汚れが見られる程度でシールの剥がれは全く見られません。

4週目

フローリングの現場

4週目になるとかなりの傷と汚れが分かります。特に星形の角の部分が細いためインクが剥がれやすく角が若干潰れてしまっていますが、それでも4週目までシール自体が剥がれかけることはありませんでした。

絨毯の現場

こちらもガシガシ踏み歩き、履物の踵も擦ったりしていたと思いますが、擦れた感じもなく綺麗な状態です。

初日と1か月後を比べてみた

▲初日

▲1か月後

▲初日

▲1か月後

フローリングの方は、重たいものがすれる状況もあるため、傷や汚れが見られました。

星形のようなとがっている部分は剥がれが心配でしたが、インクはすれる箇所があったもののシール自体がはがれる兆候はありませんでした。

▲初日

▲1か月後

▲初日

▲1か月後

絨毯素材はフローリングの方ほど傷がつきにくい環境であったこともあり、ほとんど見分けがつかない結果となりました。

人が通るだけであればインクやシールの剥がれは心配いらなさそうですね。

汚れをウェットティッシュで拭き取ってみる

4週目終了後、汚れがひどいフローリングの方をウェットティッシュでシール表面を拭いてみました。

▲ふき取る前

▲ふき取った後

▲ふき取る前

▲ふき取った後

拭いたことでインクが剥がれることはなく、写真ではわかりづらいですが表面の薄い汚れはほとんど落ちました。しかし、凹凸に入り込んだ汚れや濃い汚れは残りました。

※特に水で濡らした物以外で拭き取ると、インクが剥がれる原因になる可能性があるためご注意ください。

剥がしてみた結果

1ヶ月後、フロアサインを剥がしてみました。

剥がす際にはしっかりと引っ張らないといけないほど、強く貼り付いていました。粘着が強くはがす際には星型の食い込んだ部分からシールが破れてしまいましたが、フローリング側には糊残りがなく、綺麗に剥がれました。

絨毯の方も同様にシールがしっかりと貼り付いており、剥がすとシールが破れるほどの粘着力でしたが、はがすとどこに貼ってあったのか分からないほど綺麗に剥がれました。

糊残りがない点は、さすが再剥離素材ですね。

検証のまとめ

今回「カーペット用フロアサインを」1ヶ月間貼ってみた結果、傷や汚れは発生するもののシール自体がべろんと剥がれてくることはなく、しっかりと維持してくれました。
また、普通に踏み歩く程度では1か月では初日と見た目が大きく変わらないこともが分かりましたので、1か月以上の長いスパンでも検証してみたいと思います。

再剥離仕様は「貼り直しができる」のではなく「貼った後が残りにくい」仕様となるため、シール自体の粘着力が思っているより強い印象です。一度しっかりと貼りつけると貼り直しは難しい点にご注意ください。

使用環境や方法によっては劣化や剥がれの進度が変わることがありますが、このブログが商品選びの参考になると嬉しいです。

商品の質感を実際に確認したい方は、「有料サンプル」や「お試し印刷オプション」をご検討ください

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