ビッグバナー・バックパネルが壊れた!自分で修理できる?

豆知識・お悩み解決

ビッグバナー(バックパネル)は、イベントや記者会見などさまざまなシーンで使用される便利なアイテムですが、使用頻度が高いと骨組みやパーツが破損してしまうこともあります。

「壊れてしまったビッグバナーを自分で修理できるのか?」
この記事では、ビッグバナーの種類や特徴をおさらいしつつ、修理可能な場合の対応方法とポイントについて詳しく解説します!

ビッグバナー(バックパネル)とは?

まず、簡単にビッグバナーについてご紹介します。

ビッグバナーは主にイベントや展示会、インタビューや記者会見等の背景に使われる大型のバナーです。大きな盤面印刷で視覚的なインパクトが大きいことが特徴で、企業やブランドのロゴ、メッセージを効果的にアピールするプロモーションツールとして広く活用されています。

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ベーシックシリーズ

組み立てると縦のマスが3つ見えることから3×〇サイズと呼ぶこともあるベーシックシリーズは、弊社で一番人気のシリーズです。

▲写真はビッグバナーワイド(3×4)

正方形から横長のパターンまで、幅広いサイズ展開で様々な場所に設置可能です。
高さは一番大きいサイズは約3.8メートル×2.3メートル。4,5人並んでも余裕な広さです。

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ハイシリーズ

組み立てると縦のマスが4つ見えることから4×〇サイズと呼ぶこともあるのがハイシリーズです。

▲写真はハイビッグバナー(4×3)

高さが約3mとベーシックシリーズよりも70センチほど高さがあるハイシリーズは、イベントやインタビューで人が立って使用するときも背景が見切れる心配が減り、より広いスペースの背景を設置できる商品です。

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エコノミーシリーズ(可変式)

可変式のビッグバナー、ビッグバナーエコノミーは製作できる範囲内であればお好みのサイズで製作できます。
選べるサイズ幅が豊富で、先ほどご紹介したベーシックシリーズやハイシリーズよりも小さいサイズも制作でき、奥行きも短いため狭い場所でも設置可能です。もちろん大きい盤面を選べば広い場所にも対応可能です。

※盤面素材トロマットの場合は通常タイプ、ワイドタイプどちらもH2300mmまで

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屋外用ビッグバナースタンド

最後に、ビックバナー(バックパネル)の中で唯一屋外対応の商品が、屋外用ビッグバナースタンドです。

屋外でも安定して設置するため、注水容量約25リットルの注水タンクが2台付属しています。
※盤面が大きいため、強風時の仕様はお控えください。

サイズは、横幅2000×高さ2500mmと、横幅3000×高さ2500mmの2つのサイズから選べます。

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ビッグバナーが壊れた時の骨組み修理、パーツ交換

印刷所によってはパーツのみの販売を行っているところもあり、ご自身で交換が可能な場合もあります!

大判プリントの達人ではベーシックシリーズと、ハイシリーズのみ本体(骨組み)のパーツ販売を行っております。
販売対応しているパーツを交換することで修理が可能です。

  • ベーシックシリーズ:フックパーツ、クロスパーツの購入・交換が可能
  • ハイシリーズ:フックパーツ、クロスパーツ、ジョイントパーツの購入・交換が可能

※エコノミーシリーズや屋外用ビッグバナーはパーツ販売がないため、本体購入が必要です。
※エコノミーシリーズは通常タイプとワイドタイプでは本体に互換性がありません

なお、パーツ部分以外がゆがんでいるなど、破損の具合によってはパーツ交換をしても完全に治らない場合もあります。
破損が起こった際は、影響がある箇所を確認すると同時に、バナースタンド全体も必ず確認するようにすると安全です。

では、弊社で取り扱っているパーツを実際に交換する方法を解説していきます!

ベーシックシリーズのパーツ交換解説

まず、縦3マスのベーシックシリーズのパーツ交換方法です。

左からフックパーツ、クロスパーツです。
ビックバナーベーシックシリーズの交換パーツはフックパーツとクロスパーツの2種類です。

交換に必要なもの
  • ラジオペンチ
  • ドライバー
  • ゴムハンマー
フックパーツの交換

ラジオペンチで爪の部分を挟み、ラジオペンチをハンマーで少しずつ叩き、外します。つける際は、カチッと音がするまで奥まで押し込みます。

※2022年11月より仕様変更をしています。ご紹介しているものは「新タイプ」です。

クロスパーツの交換

ドライバーでネジを4か所すべて外すと、パーツが外れます。つける際は外すサイト逆の手順で同じ場所にネジで固定します。
※クロスパーツはX字の状態1つで1セットです。

ハイシリーズのパーツ交換方法

ビックバナーハイシリーズの交換パーツはこの3種類。

交換に必要なもの
  • ラジオペンチ
  • ドライバー
  • ゴムハンマー
フックパーツの交換

ベーシックタイプと同様にラジオペンチで爪の部分を挟み、ラジオペンチをハンマーで少しずつ叩き、外します。

クロスパーツの交換

こちらベーシックタイプと同様、ドライバーでネジを4か所すべて外すとパーツが外れます。つける際は外すサイト逆の手順で同じ場所にネジで固定します。


ジョイントパーツ交換

ジョイントパーツとクロスパーツを固定しているネジを4か所すべて外すと、パーツが外れます。
つける際は外すサイト逆の手順で同じ場所にネジで固定します。

パーツ交換時の注意点

パーツの交換時には、以下の3点を注意するようにしましょう!

  1. 設置場所の確認
    ビッグバナーの本体は非常に大きいため、安定した平らな場所で周りの安全を確保して作業してください。
  2. 力を入れすぎない
    無理にパーツを取り外そうとすると骨組みに力が加わり、本体歪んだり、パーツが破損する可能性があります。
  3. 作業後の確認を怠らない
    すべてのネジがしっかり締められているか、部品が正しく固定されているか最後に確認してください。

ビッグバナーを壊さないように使うには?

ビッグバナーは非常に大きい見た目に反して、実は構造は繊細なものです。取り扱い方次第で寿命が大きく変わりますので、以下のポイント守ってご利用ください!

組み立て・収納時の注意点

設置スペースを十分に確保する

狭い場所で無理に組み立てようとすると、意図しないところで何かにぶつかって破損する可能性があります。バナーの大きさに加えて、作業スペースが十分にあることを確認しましょう。

パーツの状態を確認する

本体・パーツにヒビやゆがみ、ぐらつきを感じたら使用を中断し、本体もしくはパーツの交換を検討してください。

本体はゆっくり広げる

ベーシックシリーズ・ハイシリーズは広げる時に手を離すと勢いよく広がります。危険ですので必ず手を離さず、広げる際何かにぶつかったり指を挟まないよう注意しゆっくり広げてください

フックは、組み立て時はすべてつけ、収納時はすべて外す

ベーシックシリーズ・ハイシリーズバナーはフックがすべて繋がっているか必ず確認してから盤面をつけ、収納時にはすべて外してから本体を縮めてください。フックが1か所でも外れている(繋がっている)とバランスが悪くなり倒れたり、ほかのパーツが破損する原因になります。

すべてのパーツを正しく固定する

特に可変式や屋外用のビッグバナーはベーシック・ハイシリーズに比べてパーツが多いため、特に周りに注意しながらすべてのパーツを正しく固定して設置してください

使用時の注意点

揺れの対策をする。強風時は使用を控える

屋内外を問わず、ビッグバナーは盤面が大きいため風を受けやすい構造です。屋外用であっても注水タンクやウェイトを必ず設置して安定させ、強風時にはパーツが破損する可能性があるため使用を控えてください。屋内の場合も、タンクなどでしっかりと固定して店頭を防ぎましょう。

立てたバナーに寄りかかったり、パーツを外したりしない

バナースタンドの構造は繊細なため、1つのパーツがずれたり破損するだけで全体に影響が出る可能性があります。特にビッグバナースタンドは本体が大きいため万が一がないように必ずすべてのパーツを確認し、正しく組み立てて使用してください。

まとめ

いかがでしたか?
今回はビッグバナー(バックパネル)の種類や特徴、そして適切な使い方や取り扱い方法についてご紹介しました。

破損が原因で弊社にお問い合わせいただくケースは、フックパーツがついたまま無理に本体を縮めてしまい、フックやクロスパーツが破損してしまうことが多いです。
今回挙げた注意点を組み立て・収納時の参考にしていただけると嬉しいです。

また、各種ビッグバナーには組み立て方を記載した取扱説明書が同梱されています。
各商品ページには組み立て方動画も掲載していますので、組み立てる前に必ず確認の上作業いただければと思います。

バナースタンドは繊細なつくりになっているため、取り扱いには十分に注意が必要です。万が骨組みの一部が壊れてしまった場合には、このブログを思い出していただければ幸いです。
これらのポイントを押さえて、安全にビッグバナーを活用していただけると嬉しいです。

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